製品の小型化・高機能化を実現!「カーリング加工」の深層と精密成形を成功に導く材料選定の秘訣
材料選定から金型設計までを一貫して手がける高度な技術力により、極小・精密部品の安定量産と劇的なコストダウンを両立させる
現代の最先端機器において、製品の「小型化」と「高機能化」は、ものづくりの未来を左右する不可欠なテーマです。小型化と高機能化という二つの要求を、高い水準で満たし、技術革新を支える核心技術こそが「カーリング加工」です。一枚の薄い金属板を、想像を超える精度で円筒状や複雑な立体形状に丸めるこの技術は、単なる成形に留まらず、製品の品質、信頼性、そしてコストパフォーマンスを決定づける重要な要素となっています。
 
特に、0.05mm以下の極薄板や0.5mm以下の極小径といった、従来の常識を覆すような精密加工の領域では、設計・材料・金型における豊富なノウハウが不可欠です。カーリング加工は、これらの知見を結集することで、製造業の競争力を高める「隠れたキーテクノロジー」として、計り知れない価値を生み出しています。
 
 
「丸めるだけ」ではない?なぜカーリング加工が「総合力」の象徴と言われる理由
カーリング加工は「丸めるだけ」の単純な工程ではありません。実は、このカーリング加工が要求する高度な専門知識と綿密なプロセスは、まさに「総合力」の結晶といえます。その鍵を握るいくつかの要素をご説明いたします。
 
1. 材料の異方性とスプリングバックの徹底制御
金属材料は、圧延方向によって異なる性質(異方性)を持つため、加工時には常に「元の形に戻ろうとする力(スプリングバック)」との闘いが伴います。特に、極小径の成形では、このわずかな反発さえも真円度や同軸度を著しく狂わせる原因となります。材料特性を深く理解し、これを精密に制御する技術こそ、カーリング加工の第一歩であり、最も重要な要素の一つです。

2. 金型設計の妙技とCAE解析が拓く精密加工
単なる曲げ加工とは異なり、複雑な二重・連結カーリングや多段形状を安定して量産するには、高度な金型設計が不可欠です。最新のカム・スライド機構を駆使した金型設計に加え、事前のCAE解析によって加工工程を緻密にシミュレーション。現場の豊富な知見をこの解析結果にフィードバックすることで、初めて不良率を極限まで抑えた高効率な生産が可能となるのです。
多岐にわたる業界で活躍!カーリング部品の形状と賢い材料選定術
カーリング加工は、その卓越した形状自由度と信頼性から、医療、通信、自動車、さらには宇宙産業といった、極めて高い品質が求められる分野で幅広く採用されています。ここでは、代表的な形状と、その性能を最大限に引き出すための「材料選定」の重要性をご紹介します。

代表的なカーリング形状とその活用シーン
・円筒型・しずく型:電気接点端子やモーター軸受けなど、電流や回転を司る基幹部品に採用されています。
・極細ガイド筒:医療用カテーテル部品や精密センサー外筒など、微細な動作を支えるコアパーツとして活躍します。
・精密ガイド・カム:スマートフォンのカメラモジュールやバイブレータパーツなど、小型高性能デバイスの中枢を担っています。

用途に応じた最適な材料選定は、製品の機能と耐久性を左右し、プロフェッショナルな知見が問われる重要なプロセスでもあります。

1. アルミニウム:軽量で耐食性に優れるが、加工時の傷・歪み管理がシビア。
2. ばね鋼(SUS631等):強度とバネ性に優れるが、割れ対策に高度な設計が必要。
3. ステンレス鋼(SUS304等):医療・耐環境機器に最適。加工硬化を考慮した金型が肝。
4. 銅合金・純ニッケル:高導電性が求められる電子部品向け。
 
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
材料の特性についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご参照ください。
 
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
 

キョーワハーツの挑戦:常識を覆す独自技術が拓く可能性
 
弊社では、板厚0.05mmの極薄加工や、最小丸め径φ0.45mmといった「超微細・精密」領域への挑戦を続けてきました 。
 
心金レスでの高精度成形:ワークのずれを極限まで防ぎ、先端を正確に密着させる独自の制御技術により、安定した高精度成形を実現します。
 
工法転換による劇的なコストダウン:従来、切削加工でしか不可能とされてきた部品を、プレス加工(カーリング)に置き換えることで、劇的なコストメリットと生産性の向上をお客様に提供しています。
製造業の未来を切り拓くパートナーとして
カーリング加工は、単一の技術で完結するものではありません。「設計・材料・金型・加工・現場力」のすべてが噛み合うことで初めて、図面上の理想が現実の製品へと変わります。
 
IoTの普及、EVシフト、医療技術の進展に伴い、部品には「さらなる小型化」と「絶対的な安定性」が求められています。キョーワハーツは、ポンチ絵レベルの構想段階から、試作、そして安定した量産までを一貫してサポートできる体制を整えています 。
 
もし現在、設計工程で「この形状は成形可能なのか?」「コストを抑える方法はないか?」といった不安や課題をお持ちでしたら、ぜひ弊社の現場スタッフにご相談ください。長年の経験で培ったノウハウを活かし、お客様の製品開発を強力にバックアップいたします。
 
======================================================================================
◆ カーリング加工の技術詳細と実績  → キョーワハーツのカーリング事例集はこちら!
◆ 精密金型・お困りごと相談     → 製品開発お困り相談所(金型・プレス加工のご相談)
◆ 最新の設備と加工体制       → キョーワハーツの工場設備紹介
 ======================================================================================


最後までお読みいただきありがとうございました!
カタログ・技術資料はこちら
お見積り・お問い合わせはこちら
pagetop