【医療機器の進化を支える】キョーワハーツが実現する「微細・精密」プレス部品の製作と安定供給
現代の医療現場は、日進月歩の技術革新によって、ますます高度化、そして患者様の負担を軽減するための小型化・低侵襲化が進んでいます。診断から治療、そしてQOL(生活の質)向上に至るまで、最先端の医療機器は私たちの生活に不可欠な存在です。しかし、その進化の裏側には、髪の毛よりも細い部品一つ一つに各種極めて高い精度と信頼性が求められるという、製造業における極限の挑戦が存在します。
私たち、株式会社キョーワハーツは、この極限の要求に応える「微細・精密・複雑」なプレス加工技術を核に、特に高い信頼性が不可欠な医療機器向けの部品の製作に注力しています。また、単なる加工業者ではなく、開発の初期段階からお客様と綿密に連携し、最適な部品の設計から製作、そして安定的な供給までを一貫してサポートする、真のパートナーシップを目指しています。
今回は、キョーワハーツの独自の技術と実績が、どのように医療の未来を支えているのか、具体的な事例を交えながら、私たちの強みをご紹介します。
医療分野で求められる極限の精密さへの挑戦:
患者の安全と治療効果を最優先に
医療機器に搭載されるプレス部品は、その一つ一つの動作が患者様の命や治療の成否に直結します。そのため、人命に関わるという特性上、極めて厳格な品質基準と信頼性が求められます。単に「寸法が合っている」というレベルだけでなく、耐久性、スムーズな動作、安定した導通など、多岐にわたる機能が完璧に保証されなければなりません。
特に、体内に挿入される小型の医療機器や、微細な動きを制御するセンサー部品においては、ミクロン単位の精度が求められ、わずかな誤差すら許されません。キョーワハーツは、この「誤差ゼロ」に限りなく近い加工技術を追求し、医療現場のニーズに応え続けています。
1. 医療を支える「薄板バネ」と「皿バネ」の技術:動きの精度を保証する心臓部
当社の最も得意とする分野の一つが、金属薄板を加工したバネの製作です。特に、各種内視鏡やカテーテル、センサーなどの医療機器の基幹部品として不可欠な「薄板バネ」や、狭い空間で大きな荷重を受けられる「皿バネ」において、当社の技術は真価を発揮します。
●スプリングバック制御の重要性:
バネ性能の鍵となるのが、素材の持つ「スプリングバック」(曲げた後の戻り)の正確な制御です。当社は長年の経験とデータに基づき、この現象を緻密に管理することで、シミュレーションでは把握が難しい微妙なバネ性や滑り性、そして耐久性といった、医療機器に必要な動作精度を確実に提供します。
2. 命に関わる部品を生み出す「絞り加工」:気密性と保護の要
一枚の金属板からつなぎ目なく容器を成形する「絞り加工」も、当社の高度な技術が光る分野です。この加工は、非常に高度な金型設計とプレス技術が要求され、特に液漏れやガス漏れが許されない医療機器においてその重要性は増します。
例えば、心臓の圧力を測る心房圧センサーのハウジングやカバー、あるいは薬剤を封入するカプセル状の品など、内部の気密性・保護が厳しく求められる部品にこの技術が活かされています。
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実績に裏打ちされた高度な加工技術と品質保証体制
キョーワハーツの技術は、多岐にわたる医療機器用プレス部品の製作で、その確かな実績を証明しています。
製品例
製品例当社の精密加工が果たす役割内視鏡用止血クリップ高精度金型による寸法管理を徹底し、スムーズな開閉と確実な固定を両立。耐久性・動作精度の医療基準クリアに貢献。
巻き爪矯正金具厚さ0.05㎜のチタン箔を加工。クリアランス1μm(0.001mm)という極めて高い抜き精度を、専用治具と高精度位置決め技術で安定的に実現し、治療効果をサポート。
歯科矯正金具チタンやステンレスの微小部品に対し、抜き・曲げ・丸めの各工程で変形を抑制。チタンの大きな丸め加工では応力集中を防止し、安定した矯正性能を実現。
内視鏡アクチュエータ外形と内接円形の高精度な同軸度を保ち、安定した導通と確実な動作を実現。
補聴器補助金具高硬度な記憶合金の加工における割れやバリ発生を、最適な金型設計で抑制し、装着時の快適性と機能性を両立。
当社の強みを示す仕様
項目当社の強みを示す仕様
最小板厚抜きのみ
:0.03㎜、曲げあり:0.05㎜
加工の精密さ
:丸め真円度0.03㎜以下、抜き精度±0.02㎜
加工できる素材
:SUSバネ材(301, 304, 631)、純ニッケル、チタン、
銅合金(リン青銅など)など多岐にわたる医療グレード素材に対応。
開発初期からの共同パートナーシップ
(最適な医療機器部品を「計画」的に製作・供給)
医療機器の開発では、部品の設計と素材選定が極めて重要です。私たちは、お客様の製品に求められる機能(バネ性、滑り性、耐久性など)という訴求要件を深く読み解き、開発の初期段階から最適な材質と工法をご提案することで、真の開発パートナーとなることを目指しています。
また、短納期が求められる試作ニーズにも、微細レーザー加工や簡易金型などを駆使した柔軟な体制で対応いたします。
まとめ:キョーワハーツが未来の医療を形作る
医療機器の進化は、精密かつ信頼性の高い部品の存在なくしては語れません。キョーワハーツは、小型化・高機能化が進む医療機器分野において、当社の核となる「微細・精密・複雑」なプレス加工技術を最大限に活かし、各種高品質な部品の製作とその安定供給を通じて、医療の発展に貢献しています。
私たちの強みは、ミクロンレベルの精度を追求する技術力、多岐にわたる医療機器分野での豊富な実績、そして開発初期からお客様と連携する提案力にあります。患者様の安全と治療効果を最優先に考え、これからも最先端の医療機器に対する新たな価値を提供し続けてまいります。












