技術ブログ 中小企業でもできた!「困りごと着手」でデジタル化導入の秘訣
こんにちは!キョーワハーツの坂本留実です。
技術ブログを開いてくださりありがとうございます!
今回のテーマは…
【中小企業でもできた!「困りごと着手」でデジタル化導入の秘訣】
★現場に寄り添ったデジタル化の第一歩
最初にキョーワハーツで構築したのは、非常にシンプルながら効果的なシステムでした。
プレス機と金型にQRコードを貼り付け、加工の開始・終了時にスマートフォンで読み取り、実績を入力するようにしたのです。
さらに、材料入荷情報を一つのシートに入力するだけで、関連する全ての帳票に情報が連動する仕組みを導入。
これにより、これまで当たり前だった手書きや転記作業が減少しました。
この導入によって、生産現場の状況がリアルタイムで共有できるようになり、
現場と生産管理部門間の情報調整にかかっていたがゼロに。
現場に設置されたモニターでの情報共有も可能になり、目に見える形で業務効率が改善されました。
特筆すべきは、このシステムが現場にスムーズに定着した秘訣です。
それは、使用する帳票の形式を全て以前のまま変更しなかったこと。
★「価値作業」の最大化とドラッカーの教え
キョーワハーツではデジタルツール活用を通じて「価値作業の最大化」を目指しています。
「現場主導・継続的改善ができるシステムこそが重要」という哲学を大切にしています。
この考え方は、経営学者のピーター・ドラッカーの言葉と深く関連しています。
ドラッカーは
「あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。
「あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。
すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。
これらすべてにおいて成果をあげなければ、組織は腐りやがて死ぬ」
と述べています。
と述べています。
これをキョーワハーツのデジタル化に当てはめると、以下のようになります。
「直接の成果」:稼働率や生産性の向上
「価値への取り組み」:QCD(品質、コスト、納期)の確実性や信頼性向上によ
る顧客への貢献、そしてプロセスの設計とマネジメント(仕組み化)
「人材の育成」:IoT活用を通じたITリテラシーの向上と、自ら改善しようとする意欲の醸成
これらの三つの領域全てで成果を出すことが、持続的な組織成長には不可欠だと思います!
中小企業こそデジタル化で現場力を向上させられると信じて、これからも改善を続けます!