技術ブログ「ステンレス鋼の特性と当社製品における利用」


こんにちは!キョーワハーツの坂本留実です。

技術ブログを開いてくださりありがとうございます!

今回は、「ステンレス鋼の特徴」についてご紹介していきたいと思います。

金属材料として最も多く使われているものは鉄鋼材料でありますが、その優れた特性から電気・電子・自動車部品にステンレス鋼が多く使われています。

当社は精密板バネを多く生産していますが、その中でもステンレス鋼は銅及び銅合金と並んで、お客様から大変多くの指定を頂いています。
 
◇材料選定では、強度、加工性、耐食性などを考慮し、入手性からステンレス鋼が選ばれる傾向にあります。
 
◇ばね用ステンレス鋼は高強度で薄板ばねに多用され、SUS301やSUS304は熱処理なしで使用可能ですが、低温焼鈍でばね性が向上します。
 
◇深絞り加工にはオーステナイト系ステンレス鋼が優れ、張り出し成形と絞り加工があり、SUS301は張り出し成形に適しています。
 
◇ステンレスの曲げ加工では、密着曲げも可能ですが、肌荒れや割れに注意が必要です。
 
◇ステンレスのプレス加工では、金型の焼き付きを防ぐため潤滑油の選定が重要です。
 
◇フランジなしのステンレスの絞り加工では時効割れのリスクがあり、SUS301で特に顕著です。
 
◇電磁波シールドには、磁気シールドにフェライト系SUS430が用いられます。
 
◇表面処理として研磨、メッキ、塗装などが行われ、導電性向上のためにはニッケル、銀、金メッキが施されます。

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