インドネシアでは雪が降ります。
 
赤道が国土の中央を横断しているのに雪が降る所が有るのです。
 
インドネシア領ニューギニア・パプア州には4800m級の高山が有り雪が降ります。
 
最高峰の山は入山禁止ですが、インドネシアには3000m、4000m級の山がいくつかありデパートに行くと登山用品売り場が有って、ダウンジャケットとか売っています。
 
外は一年中30℃を超えるジャカルタで、登山用品売り場はやはり変でした。
 
ジャカルタのデパートでは思い出の水牛の角を購入しました。
 
今でも居間に水牛の角が生えています。
 
登山の趣味の有る方は是非インドネシアの山々を制覇してみてください。
 
写真はキンタマーニ山です。
 
ジャカルタ周辺の工業団地の他に頻繁に訪問したのでジャワ島東部のスラバヤです。
 
ここには若干の重工業産業があり、日系会社が大径工業パイプを製造していたり型高を在庫し大型建築物の鉄骨構造製品を製造している会社がありました。
 
さらに日本から移設された琺瑯製品の製造工場がありました。
 
私はステンレス材を在庫するコイルセンターに訪問しました。
 
スラバヤは旧日本軍の拠点で日本の戦艦修理基地でもあり重要な戦略拠点でした。
 
戦後インドネシア独立闘争のきっかけとなった場所で、スカルノ大統領の故郷でもあります。
 
独立軍の中に残留日本軍の軍人が多く参加し、特に日本軍の元将校が指揮を取り勝利に導いたと言われ、インドネシアの独立に大いに寄与したとして日本人に対してはとても友好的でした。
 
スラバヤはインドネシアの第二の都市ですが、日本料理屋、日本風飲み屋、ラーメン屋等が有りとても住み心地の良い町でした。
 
こちらでは建築金物や工業機械の製造業者がお客様で、ステンレス材の技術的相談としてはTIGやMIG溶接に関する相談がありました。
 
SUS304鋼の溶接二番手(溶着部近傍の母材部)における鋭敏化発生、それによる粒界腐食の発生で赤錆及び溶接部の経年割れなどの現象の可能性について説明しました。
 
TIGやMIG溶接なら溶接入熱が高い割に溶接ビードを比較的小さく出来るので熱影響部が狭くなり、実用上問題の無い場合が多いですが、腐食性環境では発錆の危険性が有ります。
 
材料をSUS304L、SUS316Lなどの低炭素鋼にするかチタンが添加されて炭素を安定化しているSUS321が鋭敏化及び粒界腐食の発生に対策効果があります。
 
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