話は戻ってパーム椰子はもちろん食用油としてマレーシアが世界最大の供給元です。

 

パーム油はプレスに用いると潤滑皮膜強度が極めて高く耐熱性も有り、気温の高いところでは粘度が低く、金型の焼きつき防止性も優れ、安価で廃棄においても環境に優しく、とても優れたプレス潤滑油であることが経験で分かりました。

 

余談ながら1980年代以前の自動車やオートバイのレースに使われていたカストロールR30と言うレースエンジンオイルはひまし油ベースの植物油で高速回転でも焼きつかないという特性があり自動車レース場(サーキット)ではひまし油が焼ける良い香りがしていました。

 

もちろんカストロールもマレーシアに工場が有りました。

 

最近のサーキットではエステル系化学合成油なので心地よい臭いでは有りません。

 

むしろ不愉快なにおいです。

 

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